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ヘキサ焚き火台の意外な落とし穴! 2年間使ってみて感じた使用感を解説。

こんにちは、今回の記事は僕が実際に使用している焚き火台の、ヘキサステンレスファイヤグリルを紹介したいと思います。

初心者の方でヘキサ焚き火台を検討中の方や、他の焚き火台と迷っている方は是非とご覧になって下さい。

この記事を見れば、ヘキサステンレスファイヤグリルを購入する前に知っておきたい注意点がわかります。

キャプテンスタッグのヘキサステンレスファイヤグリルとは

ヘキサステンレスファイヤグリルとはキャプテンスタッグから発売されている、ステンレス製の焚き火台です。

サイズは2種類ありますが、僕が使用しているのは大きい方のM-6500になります。

製品サイズ(約)・・・幅475×奥行410×高さ300mm

収納サイズ(約) ・・・570×470×厚さ60mm

重量(約)   ・・・3.8kg

写真の焼き網は正規品ではないですよ。
100均で購入したもので、毎回使い捨てています。

焚き火台の購入を検討している初心者の方なら、ほぼ確実と言っていいほど候補に上がってくるのではないでしょうか?

それもそのはずです。

焚き火台についての比較サイトを見れば大体ランキング上位に入ってくる人気っぷりです。

ヘキサ焚き火台の良いところ5選

それでは実際に僕が使用してみて感じた、良いところから確認してみましょう。

良いところ
  1. 初心者でも超簡単な組み立て設計
  2. コンパクトに収納できる
  3. 焚き火、BBQ、ダッチオーブンと三役の使い勝手の良さ
  4. コスパが良い
  5. 風に強く、薪のサイズを選ばない

良いところはザッとこんなところでしょうか?

一つずつみていきましょう。

良いポイント① 組み立てやすい

1つ目は組立てのしやすさです。

組み立て設計に関してはとても簡単で、むしろ間違えることの方が難しいかもしれません。

  1. フレームに本体を乗せる
  2. 本体に底板を乗せる
  3. 本体に目皿を乗せる

実際に画像をつかて説明するとこんな感じになります。

各パーツの名称
1.フレームに本体を乗せる
2.本体に底板を乗せる
3.本体に目皿(ロストル)を乗せる

あえて注意点を挙げるとすれば、底板と目皿(ロストル)の向きに迷うくらいでしょうか。

一応補足して置きましょう。

まず底板は折り目が下側にきます。

上側
下側

そして、目皿は六角形の淵の上に格子が乗っかる様に作られています。

言葉ではわかりづらいので画像で確認して下さい。

良いポイント② コンパクトな収納性

2つ目の収納性ですが、全パーツを専用袋に入れてしまえばかなりコンパクトになります。

公式が出している収納サイズは約570×470×厚さ60mmですが、実際に測ってみると500×430×60mmとさらにコンパクトなことがわかります。

良いポイント③ 1台で3役と使い勝手が良い

3つ目は使い勝手の良さです。

このヘキサ焚き火台は、焚き火、BBQ、ダッチオーブンと3つの使い方に対応しています。

僕はダッチオーブンとして使用したことはありませんが、毎回焚き火とBBQの両方に大活躍してくれています。

ファミリーキャンプ はどうしても荷物が増えてしまうので、代用できるものを増やしてて荷物を減らしていきたいところです。

良いポイント④ コスパがとても良い

4つ目のコスパですが、先ほどご説明した通りこのヘキサ焚き火台は1台で3役とかなり使い勝手が良いです。

そんなヘキサ焚き火台の価格ですが、Amazonや楽天などの通販サイトで購入すると大体5000円前後で手に入ります。

安さを求めるだけなら他にもあるかもしれませんが、耐久性とこの使い勝手を実現して5000前後というのはとても魅力的だと思います。

これだけの性能で5000円を切るのはとても安いですね。

良いポイント⑤ 風に強く薪のサイズを選ばない

最後にヘキサ焚き火台のサイズですが、幅475×奥行410×高さ300mmととても大きいので、市販の薪を割ったり切ったりせずにそのまま乗せることが出来ます。

キャンプを続けていると、斧やナタを使って薪割りなどをする様になっていくかもしれませんが、慣れないうちはそんなに時間的余裕はないと思います。

さらにこのヘキサ焚き火台は深さもあるので、他の焚き火台に比べて風の影響を受けにくくなっています。

深さもあって大きいので子供達でも簡単に
薪を乗せれてとても助かりました。

ヘキサ焚き火台の気になるところ3選

では次に本題です。

実際に感じた気になるところを確認していきましょう。

気になるところ
  1. 専用の焼き網は値段が高い(税抜き1200円)
  2. BBQの際、炭から焼き網までの距離が遠い
  3. 炭の処理がしにくい

実際に使用してみて気になったポイントはこの3つです。

気になるポイント① 専用の焼き網の値段が高い

1つ目は専用の焼き網は1200円と値段が高い事です。

僕たちは網を洗うのが面倒なので、100均で購入して毎回使い捨てますが、見た目にこだわる方なら少々高い買い替え費用になりますね。

とはいえ正規品は100均の物に比べてしっかりしているので、丁寧に扱えば長持ちすると思います。

個人的にみなさんにお伝えして置きたいポイントは、炭の処理のしづらさと、炭から焼き網までの距離が遠いという事です。
どういうことが説明しますね。

まずは、炭から焼き網までの距離が遠い問題からです。

気になるポイント② 炭から焼き網までの距離が遠い

2つ目は炭から焼き網までの距離が遠くて、火力不足になる事です。

まずは一般的な炭から焼き網までの距離についてお話ししておきましょう。

決まった正解がある訳ではないですが、他のブログ等を調べてみた結果を見てみると、10㎝というのが一つの目安みたいです。

ただ個人的には10㎝だとかなり遠く、焼くのに時間がかかるので炭上から焼き網までの距離は6〜8㎝ぐらいが丁度良いです。

じっくり時間をかけて焼きたい方は10㎝でいいかもしれませんが、小さな子供がいるファミリーキャンプでは調理や焼くのに時間をかけていられません。

時間をかける程、余裕は失われていきます。

『もうこんな時間だぁ💦』『炭の追加投入しないと火力がぁ💦』なんてことになりかねません。

慣れないうちは、時間をかけすぎないというのも
ファミキャンを成功させるために大切なことですね。

では実際にヘキサステンレスファイヤグリルの寸法を測ってみましょう。

目皿(ロストル)から焼き網までの距離はザッと約12㎝あります。

僕たちが使っている炭は小さな豆炭で厚さは大体2.5㎝くらいあるので、焼き網までの距離は9.5㎝ぐらいになります。

約10㎝だから丁度いいんじゃないかと思うかもしれませんが、実際にこの距離感で焼いてみると、「本当にこんな距離感でBBQしている人いるの?」と感じる程遠いです。

時間が経って炭が小さくなって来れば、「もはや焼けないのでは?」と感じます。

先ほど言ったように、個人的には6〜8㎝推奨すのでこのままでは距離が遠すぎます。

ファミキャン初心者がこの条件でBBQを成功させるには、対策が必要って事ですね。

対策は次の2つです。

対策
  1. 炭の量を多くして焼き網までの距離を確保する。
  2. 炭の置く位置を底上げをして、焼き網までの距離を確保する。

実際に詳しくみてみましょう。

対策1:炭の量を増やす

手っ取り早い対策は単純に炭の量を増やす事です。

デメリットは炭のコストが高くなる事ですね。

実際に我が家の条件で当てはめてみると、どれくらい炭の量が増えるのか検証してみましょう。

条件は3つです。

検証条件
  1. 焼き網までの距離は7㎝
  2. 使用する炭は豆炭
  3. 炭の広げる範囲は目皿(ロストル)の半分くらい

保温スペース確保の為、炭は全体の半分くらいしか敷きませんが、4人家族ならこれで十分ですよ。

実際に置いてみるとこんな感じです。

底上げ無し 豆炭58個
底上げ有り 豆炭32個

我が家の条件だと大体2倍ぐらいの差が出ましたね。

単純にこのコスト差と、キャンプに持っていく炭の量が増えることになります。

我が家ではキャプテンスタッグの火起こし器を使用していますが、58個だとギリギリです。

58個はギリギリ入る

大人数でBBQをする際など、炭をもう少し敷き詰めたい場合は一回では足りないです。

必然的に火起こしにかかる時間も長くなります。

次に紹介するのが、炭置き場の底上げです。

対策2:炭置き場の底上げ

我が家ではこちらの、炭置き場の底上げをして対策しています。

対策として簡単なのは炭の量を増やすことなのですが、先ほどの説明の通りコスト面と、火起こしにかかる時間を考えた結果です。

何度も言いますが、お子さんの小さなうちのファミリーキャンプで大切なのは時短です。

時短は正義! テストに出るので覚えておきましょう。

我が家では色々な底上げ方法を試してきました。

その一つとして、底上げ用の台の上にダイソーで購入した30㎝の丸網を乗せるという方法があります。

これなら置くだけなので時間も大して変わらずにBBQを楽しむ事ができます。

詳しい底上げ方法についてはこちらの記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。

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気になるポイント③ 炭の処理がしづらい

3つ目は炭の処理がしづらい事です。

BBQや焚き火を楽しんだ後に絶対に待ち受けるのが、灰の後処理です。

キャンプ場によっては灰捨て場が備えられており、捨てて帰れるのでとてもありがたいです。

もしも灰捨て場が無ければ持ち帰って可燃物として処理する必要があります。

ただ、どちらにしても、焚き火台の底面に溜まった灰を取り出す作業が必要になってきます。

個人的にこの作業が地味に面倒なんですよね。

ヘキサステンレスファイアグリルの組み立て構造はざっくりと、本体・底板・目皿(ロストル)の3つに分かれています。

底板と目皿(ロストル)は固定されている訳ではなく、本体に対してポンっと置いているだけになります。

なので、本体を灰捨て場に持って行き、下の写真の様に直接灰を捨てようとすると、底板・目皿(ロストル)が一緒に落下してしまいます。

目皿(ロストル)は事前に取っておけば問題ないのですが、底板は取ってしまうと溜まった灰がジャジャ漏れになってしまいます。

ちなみに底板を取るためには下側から押し上げる必要があるため、手袋をしていないと漏れてきた灰でてが真っ黒になるので注意が必要です。

さらに本体をスタンドに置いていない状態で底板を外してしまうと、本体が六角形を保てなくなり、形が崩れてしまうのでさらに処理が面倒になります。

そこで、僕たちが毎回行っている方法をご紹介します。

対策:スタンドに置いた状態で一度灰受けに落とす。

こちらの対策はキャンプ場の灰捨て場に捨てる場合の方法になります。

まずはスタンドに乗せた状態で、底板の下に灰受けを敷きます。

ちなみに、灰受けにはキャプテンスタッグから販売されている簡単 バーベキュープレート(M)を使用しています。

ちなみに、僕たちは普段から防炎シートの代わりに
灰受けを使用してますよ。

その状態で底板を下から押し上げて溜まった灰を灰受けに落としきります。

あとは捨てるだけ。 これなら簡単に灰を捨てる事ができます。

まとめ:気になる点はあるが総合的にはオススメできる。

以上がヘキサステンレスファイアグリルを2年以上使用してきて感じたことでした。

購入を検討中の方の参考になれば嬉しいです。

色々と書きましたが、ヘキサステンレスファイアグリルは個人的には見た目が超好きなんです。

収納性や使い勝手などいろんな購入理由があるとは思いますが、「見た目が大好き」これも立派な購入理由だと思います。

今回紹介した「気になるところ」を再引いても総合的にはとても良い焚き火台だと思います。

ヘキサステンレスファイヤグリルを検討中の方や、購入後にどの様に使っていくか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

ではでは。

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